ハンバランス

『吊るす』という行為を用いた構成玩具

作者:本島 快人

作品について
この作品は「子どもを対象とした好奇心を養う玩具」を提案することを目的とし、「今までになかった行為の要素を、形を作る玩具に組み込み、新しい遊びを確立する」ということをコンセプトに、『構成玩具』と『吊るす』という行為を掛け合わせたプロダクトだ。 作品本体は、消波ブロックの様な形の軸の先端にフックを1つとリングを3つ付けた形のピースとなっている。このピースを複数吊るして組んでいくことで自由に形をつくって遊ぶことができるというものだ。 ピースの色は赤・青・黄の3種類となっており、色の面でも自分で作ることのできる自由度を上げている。 この作品に触れることで、吊るすという行為の面白さや自分で形を作っていく楽しさは勿論のこと、不安定に回り、見る角度によって変わる形の不思議さや作品の影が作る美しさを知ることができる。
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