すきまに訪れ、すきまに集う。

街をつなぐ新たな地下空間

作者:中⾕ 洸貴

作品について
⾼輪ゲートウェイ駅近辺では、鉄道本線のみならず、⾞両を保管する基地として活⽤されていた為、東⻄の往来をする為の道路整備が、⾏き届いていないのが現状でした。その為、駅を挟んで東と⻄とで、断絶していました。こうした中で、唯⼀、東⻄を結ぶアクセスとして存在していたのが、⾼輪橋架道橋下区道です。現在この地域では、⾼輪ゲートウェイ駅を含む品川開発プロジェクト、泉岳寺駅開発が2025年、2028年に完成を予定している。この開発により、⻄側は街に賑わいが増え活性化されるが、東側との更なる断絶が予想されます。これを受け、⾼輪橋架道橋下区道を通⾏だけでなく、東⻄を繋ぐ役割を果たす公共空間とする。この空間は「すきまの時間」をコンセプトとし、⽇常におけるすきまに着⽬をしました。この地域は、オフィスが⽴ち並ぶことや、品川開発による商業施設の増加が予想できることから、仕事の休憩時間や、買い物後⾃宅に帰るまでの少しの時間、友達との待ち時間など様々な⽇常のすきま時間を、地下というすきまに落とし込みました。これにより、東⻄の⼈々が訪れ、集う場となり、未来の街に価値ある空間を提案します。
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