- 作品について
- 幕張ベイタウンにおける路上駐車の影響で多発している飛び出し事故や衝突事故を防ぎ、また、無電柱化や標識を取り払い街を美化しているにもかかわらず、路上駐車が散らばったがゆえの景観被害を解決するための街路空間の提案。歩行者と車の境に仕切りを用いて、路上駐車のスペースを活用し上部に歩道を設けることによって、スペースの有効活用を図るとともに駐車に規則を持たせる。さらに反対車線に渡る動線を作り、歩道橋の役目も担っている。物理的に路上駐車部分から車道へ出る道を遮断しているため、死角からの飛び出しを防ぐことができる。またこの提案は商業施設付近に設け、目的を持って訪れた人々が少しでも遠くに足を伸ばすことを目的としている。本来、車移動が主流の街で人の動作をあらわにすることによって、街の流れるスピードが少しでも緩やかになれば良いと思う。