鍋のある集会所

地元民・旅行客共に活用できる場へ

作者:坪井 皐弥

作品について
地元の郷土料理に「芋煮」というものがあり、その料理を河原などで家族や友人とおこなう芋煮会というものもある。これはその芋煮会を直径10メートル、深さ2メートルの大型の鍋で通常よりも大規模でおこなうイベントを年1回開催し、活気のない地元の活性化をおこなう提案である。しかし、この年1回使う大型の鍋の保存方法が問題である。このサイズを保存する場所を年1回のイベントのために設けることには敷地の問題から無駄が発生する。そこで鍋を水平に4つのパーツに分け、それをずらして重ねていくことによって人が座ることができる場所を設けることができる。それをイベントを開催する河原の土手のすぐ近くに設置する集会所の中に違和感なく溶け込むように置く。その集会所は地元の料理やお土産、地元の歴史やおすすめのスポットがわかる資料が置いてあり、地元のお年寄りなどが集まるのはもちろんのこと、旅行で来た観光客が立ち寄って地元の人とコミュニケーションを取ることができる場になる。観光するということにおいて地元の人と話すということは地元のイメージの構築やさまざまな情報を得るということにおいて大きな意味を持つ。しかし、誰しもがすぐに話しかけることができる人ばかりではないと思う。そこで地元の人と気軽にコミュニケーションが取ることができる施設を提案する。
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