Basket Stool 〜ゆらゆら揺れるフルーツバスケットのような木製スツール〜
「背筋のON/OFF」を切り替えながら座ることで姿勢改善を目指す「すわるカタチ」の提案
この作品は、外に出る機会が減ってしまった在宅ワーク中の人々に、背筋に意識を向けるきっかけを与えることによって、デスクワーク中の座っている間にヘルスケアができる提案である。リサーチの中でバランスボールで長時間正しい姿勢を保つことはとても難しいことだと感じた。休憩もしつつ座れないかという想いがコンセプトにつながっている。座り方は、主に①まっすぐカッチリモード(背筋ON)、②ゆらゆらフリーモード(背筋OFF)の2パターンある。①の時は、座面に置いてあるクッションを頭の上にのせ落ちないようにして椅子に座り背筋を伸ばす座り方だ。②の時は、クッションは座面に置き自由な姿勢でゆらゆら座ってもらう座り方である。クッションを頭に乗せるアイデアは、モデルさんやフルーツバスケットを頭で運ぶ人々からヒントを得た。少し重くて落ちそうなものを載せていると自然とバランスをとってしまうことを利用し、揺れる椅子と少し重さのあるクッションを掛け合わせ姿勢改善や健康に繋げて行くことを目指している。カラーはフルーツを意識した、アップルレッド、バナナイエロー、ライムグリーンの3色展開となっている。そしてアプリケーションとイス、クッションが連動し、正しい姿勢のキープ出来た時間を日々図ることで少しずつ正しい姿勢に最終的に目指して欲しいと考えている。