図書館『E.den』

新しい本との出会い

作者:秋田 陸

作品について
デジタル化の進む現代社会において、紙の本は廃れる一方ですが、それでも紙の本がいいと言う人は大勢います。
そんな人々のために、ひいてはこれから廃れてしまう本のために本の楽園が必要だと考え、このデザインを提案します。

不要な本に捨てる、売る以外の選択肢を与え、その本には次の本へと繋がるツールになってもらう。既知の本一冊が、出費なしに未知の本になれば、本好きも納得するのではないだろうか。

本を捨てても、売っても二束三文、次の本へは繋がりません、そこで自分が読み終えた本を寄付することで入れる図書館があればどうだろうかと考えました。
本を寄付することで他の人が読み終え、置いて行った本に出会えるそんな図書館です。

寄付の本は当人に置いてもらうため、並びに関連性、 一貫性はありません。純文学の隣に漫画や写真集が並ぶかもしれません。しかしその無造作な陳列が今までになかった「偶然の出会い」に繋がると考えます。
本を新しい、「買う」「売る」「借りる」とは違う、 新しい機能「新たな本と出会い、それを読む空間」 の提供、この施設はいわば、大規模な本の交換会と言うイメージです。
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