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新たなライフスタイルを描くことができる自転車の提案

作者:菅野 聖

作品について
かつてない速度で新たな生活様式へと改められている今日。
機動性に優れ、密集・密接・密閉を避けることができる自転車は、都市内の移動手段として再び脚光を浴びています。
また、自転車は経済性にも優れ、軽い運動にもなり、走行中に車両からの温室効果ガスの排出がゼロであるなど、他の要素においても、これからの社会においてより注目されるべき存在です。
そんな自転車の国内の生産を分析すると、台数こそ減少していますが、金額は増加、つまり単価が上昇しています。
これは電動アシスト車の台頭によるものです。
登場から時間が経過し、成熟したとも言える電動アシスト車。
その特性を活かし、自転車で移動する楽しみを味わうことができる電動アシスト車を提案します。
前二輪の計三輪レイアウトによる安定性と走破性、ロングホイールベースと優れたパッケージングによる拡張性が魅力です。
この提案は単なる自転車のスタイリングではありません。
移動手段としての役割をこなしつつも、乗ることそのものが目的となる、そんな自転車によって描かれるライフスタイルの提案です。
また、今回の提案に向けて考案した前二輪をカーブで傾斜させる機構や実在する様々な種類の自転車の模型を比較のために制作し、より特徴が伝わりやすいよう努めています。
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