シェルター型ライブ観覧席

作者:黒川 涼太郎

作品について
この作品は、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、開催が困難な状況にあるライブコンサートの新しい観覧形態の提案である。現在国で設けられているガイドラインに則り、従来のような座席や立ち見ではなく参加グループごとに小さな部屋を用意し,その中で周りとの接触を避け、ライブを楽しんでもらう観覧の形態です。一部屋の収容人数は1人〜4人を想定し、4人でも十分過ごせるように設定している。また逆に今まで難しかったリラックスした状態でのライブ観覧を想定している。そのため室内には椅子、テーブル、ソファ等を設置している。部屋の外にはバルコニーのような空間があり、従来に近い形で見たい場合は少し身を乗り出して見ることもでき、その際も接触が起こらないよう隣の部屋との間にはパーテーションを設置した。会場全体の設計としては、3面壁に囲まれた部屋からでも景観が遮られないよう会場の中心をステージとし、そこから360度放射状に観覧席を重ねて設置する形になっている。
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