子供の通う会社

〜クリエイティブな脳を作る空間〜

作者:滝田 樹

作品について
私の提案は、子供を中心とした社内託児所のあるオフィスビルです。従来の社内託児所は、「大人が仕事をするために子供を預ける場所」でした。
この提案の背景としては、これからの社会では今までにまして「人々の個性」がより強く求められるようになるであろうという予測によるものです。その個性とは「感性」からくるものであり、その感性は小学校入学前の3~5才のときの体験に多大な影響を受けるといわれていることから、ターゲットは3~5才としました。
場所はみなとみらい地区、新高島駅から徒歩3分程度の場所を想定しています。建物は5階建てで、1階は入り口受付とモダンアートギャラリー。2階は救護室と1階部分からアートギャラリーの吹き抜けになっています。3階は食堂やラウンジ、4階に託児所、5階にオフィス、屋上には児童の遊べるスペースや大人の休憩スペースを設定しました。
物理的な階層はありますが、階段ではなくスロープで緩やかに空間を繋げることで、親子間のコミュニケーションを誘発できるのではないかと考えました。ポイントは3階、4階、5階そして屋上です。親は4階出勤する際に4階を必ず通り、お昼ご飯のために3階に行く際も通ります。そして子供は外遊びのため屋上に行くときに5階のオフィスを通ります。このように、それぞれの生活の一部にお互いを認知できる配置をしました。
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