ワークスペースMACHINAKA

コロナ禍での新しい働き方、システム、空間

作者:玉木 秀平

作品について
新型コロナウイルスの感染拡大によりリモートワークの普及も高まった。
現状況下では感染拡大を抑えられる利点などがあるが、会議の盛り上がりが薄いことや新人研修が難しい問題も挙げられる。

特に家で仕事をすることでの「プライベートとの棲み分けができないストレス」に注目する。
家で働くことはストレスになりオフィスで働くことは憚られる今、家でもオフィスでもない空間が必要だと考えた。

そこで本研究では、街のいたるところに働ける空間をつくる「ワークスペースMACHINAKA」を提案する。まず働ける空間には姿勢の安定・作業効率・サボりの抑制を基に「もたれかかれる、座る」「モノがおける」「見られている感覚がある」の3要素が必要であると定義し、働く際の身体の姿勢から「立ち」「座り」「凸」「凹」の4つのカタチを決め、街の中に溶け込むような空間をデザインした。

使用用途やスペックの異なるワークスペースが街に点在することで、ユーザーはその時々のニーズに合わせて、働く場所を選ぶことができる。感染症対策だけでなく、働く人々の都市生活を支える第3のワークスペースの提案である。
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