日本の水族館文化を未来まで発展させるための提案

海から川へ、みんなで水族館をつくろうプロジェクト

作者:山内 直紀

作品について
この提案は日本の水族館文化が未来まで発展していくことを目的としている。現状内陸県と海沿いの県では水族館の格差が大きくなっている。水族館はエンターテイメントとしての施設でもあるが種の保存や調査研究も目的としているため未来まで日本の水族館文化が発展するためには水族館を増やす必要があると考えた。そこで私が提案するこのプロジェクトは、大きく2つのフェーズに分かれていて、まずは各地方の海と川を巡りそれぞれの水族館を作るフェーズ。この水族館はトレーラーになっていて移動することができる。それにより海と川の上中下流の各ポイントで水生生物を採取するワークショップを行いそこで採取された生物を水族館に入れていき、参加者で水族館を完成させるというもの。そしてその後のフェーズで、これら各地で作られた水族館を一つの施設に集めて「日本の生態系を凝縮した水族館」を完成させる。この施設では各地の水生生物を実際に見るだけでなく、資料室で文献を読んだり、教室で講座を受けたり、レストランで食したりして様々な角度から生物への理解を深めることのできる施設となっている。この大きな二つの流れは一度きりではなく定期的に何度でも行うことができ、それにより水生生物や水族館への理解が深まって日本の水族館文化への発展に寄与することができると考えている。
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